いのち短し旅せよ乙女

国外29ヶ国歴訪。日本を長期間離れられないので、ライバルはノマドワーカー。

オーストラリア

シドニーのパブに行くと、オーストリア名物のシュニッツェルが食べられる。typoではない、行けばわかるさ。

  • シドニー - Sydney

韓国

2019年、反日ムーブメントの真っ只中に訪問しても、そういった素振りを一切見せないどころか言葉が通じない中で真摯に接客してくれた東海のスンデグ店のおじさん。おかげで未だに悪い印象を抱けない。コロナ禍が明けて、今はもうお店がなくなっていた。あの日お世話になったおじさんは今、何をしているのだろう。そして未だにスンデグが何なのか分かっていない。

  • ソウル - Seoul
  • 釜山 - Busan
  • 東海 - Donghae

中国

まだ香港とマカオにしか行ったことがないので、中国を語ることはできない。それでも、オタク文化の中心地が大陸に移りつつあることは否定できない。

  • 香港 - Hongkong
  • マカオ - Macau

モンゴル

2019年、ノミンデパートの最上階には旧ソ連時代のエストニアピアノがあった。その翌年に火事で焼け落ちてしまったことを知り、どうしてあの時弾かなかったのか、という後悔の念に苛まれた。一期一会、旅の恥はかき捨て。後悔の少ない生き方をしよう、そう思った。

  • ウランバートル - Ulaanbaatar

シンガポール

東南アジアの文化の交差点。色んな国の料理を食べ、色んな国の人と接する。食事と買い物に行くだけでも正直とても面白い。

  • シンガポール - Singapore

マレーシア

アジアの趣を感じさせる建造物が多いものの、宗教的にはイスラム教が多数派。アラビアの諸国と比べると、なんとも不思議な雰囲気に包まれた国であった。

  • クアラルンプール - Kuala Lumpur

タイ

タイ国鉄の列車はひどく遅延するらしいので、始発で乗ってみた。すると、驚くほど日本の昭和の風景を見ることができた。実際の昭和の時代を生きていないので半分以上は空想であるが、ボックスシートの客車に揺られ、物売りが頻繁に行き交う中、草木の生い茂った水田を汽笛を上げながら走る機関車。旅情100点である。ちなみに、ペットボトル飲料はストローで飲むのがマナーらしく、同席のおじさんに叱られた。

  • バンコク - Bangkok
  • アユタヤ - Ayutthaya

カタール

中東のシンガポールを目指している国。サッカーもやれば、競馬もやる。アラブ系なのにお酒に寛容。宗教的な魂を売ってまで、のし上がってやろうという強い意志を感じる。

  • ドーハ - Doha

アラブ首長国連邦

競馬ファンとして生まれたからには、ドバイワールドカップに行け。メイダン競馬場に行けばわかるさ。それ以外は、お金持ちのリゾート地という印象が拭えなかった。

  • ドバイ - Dubai

トルコ

ニコニコと話しかけてくる人が多く、旅行経験から「これは押し売りか、あるいは詐欺や窃盗に巻き込まれるパターン!」と警戒していたら、ただ親切なだけだった、というのが多くて拍子抜けした。正直反省している。

  • イスタンブール - Istanbul

ギリシャ

日本海側の陰鬱とした鉛色の空で育った身には、地中海の夏の陽光は眩しすぎた。

  • アテネ - Athens
  • ティノス - Tinos
  • ミコノス - Mykonos
  • イドラ - Hydra

北マケドニア

非常に過ごしやすい。言葉が分からないことを除けば。

  • スコピエ - Skopje

セルビア

ラキヤを飲もう。そのお酒は幸福とともに。調子に乗って飲みまくっていたら、食堂のおばちゃんに怪訝そうな顔をされた。旅の恥はかき捨て、細かいことは気にせずに飲もう。

  • ベオグラード - Belgrade

コソボ

バスターミナルでステーキを注文した。店員は半分遊んでおり、なかなか出てこなかった。失業率が高い、という話を聞いてなんとなく腑に落ちた。とはいえ、中心街は人の活気も多く、良くも悪くもまだ発展途上なのだなというのを感じた。バスまでの時間がなかったので、ステーキは5分で食べた。固かった。今度行ったら、同じステーキをゆっくり食べたい。

  • プリスティナ - Pristina

ハンガリー

甘党の諸君は、トカイワインを飲むためだけに行く価値がある。まるで蜂蜜のような甘みがすべてを包み込んでくれる。

  • ブダペスト - Budapest

スロバキア

隣国首都のウィーンまで、フェリーで行けるのは素晴らしいなと思った。なお、訪問時は洪水のためフェリーに乗れなかった。

  • プラチスラバ - Bratislava

オーストリア

その重すぎる帝国の歴史に対し、数日程度の滞在時間ではすべてを見て回ることは到底できない、そう思った。

  • ウィーン - Wien

スロベニア

「メディツァ」は全人類が飲むべき&作るべきお酒。イストリア半島に行ったら絶対に飲むべし。飛ぶぞ。ゆくゆくは地球名物として宇宙に輸出しよう。

  • ピラン - Piran

ロシア

シベリア鉄道でウラジオストクからモスクワまで144時間。そこからペテルブルクまでまた1晩。ペテルブルクの宿で1週間ぶりに浴びたシャワーは、人権の味がした。ロシアの人はなんとなく怖いイメージがあるかもしれないが、言語が分からずあたふたしていると「しょうがねえな」って感じでちょっと笑いながら優しく接してくれるのが好きである。

  • モスクワ - Moscow
  • サンクトペテルブルク - St. Petersburg
  • ムルマンスク - Murmansk
  • イルクーツク - Irkutsk
  • ウラン・ウデ - Uran-Ude
  • ハバロフスク - Khabarovsk
  • ウラジオストク - Vladivostok

フィンランド

サンタクロースの故郷。フィンランド人の奥ゆかしさは、日本人のそれに通ずるものがある。なので我々はサウナに行き、酒を飲み、相互理解を深める。日本のサウナは、あれは邪教、テレビが埋まっていることもあれば、タオルを振り回すオリックスの応援みたいな人もいるのだとか。そうではない、フィンランド式サウナを見習って、サウナの中で酒を飲もう、休憩室でも酒を飲もう。そうして「ととのう」という軽い言葉では決して到達しえない領域で、心身ともに整えよう。

  • ヘルシンキ - Helsinki
  • ラハティ - Rahti
  • ハメーンリンナ - Hämeenlinna
  • タンペレ - Tampere
  • ロヴァニエミ - Rovaniemi

エストニア

タリンはいつ行っても雨。パルヌ音楽祭にいつか行ってみたい。あと、エストニアピアノも弾いてみたい。

  • タリン - Tallinn

ノルウェー

2019年、とにかく物価が高かった。フィンランドと比べると、なかなか起伏が多く、地形で言えば日本っぽい印象も感じた。

  • トロムソ - Tromsø
  • ホニングスヴォーグ - Honningsvåg
  • キルケネス - Kirkenes

連合王国

ご飯に困ったらWetherspoon、これを知っているだけで生きていける。それでも「イギリス料理は不味い」という人がいるのなら、その人は料理の味付けを自分でしたことがない人なのだろう。と、ここまで書いたが、客に料理の味付けをさせるな。

  • ロンドン - London
  • ドーバー - Dover
  • オックスフォード - Oxford
  • ケンブリッジ - Cambridge
  • ニューマーケット - Newmarket
  • ピーターバラ - Peterborough
  • ヨーク - York
  • エディンバラ - Edinburgh
  • ファルカーク - Falkirk
  • グラスゴー - Glasgow
  • ベルファスト - Belfast
  • ジブラルタル - Gibraltar

アイルランド

端的に言えば田舎である。しかし、田園風景の広がる日本とはまたどこか違った風景が広がっていた。ただし「見晴らしのいい道」があまり無かったのは残念だった。

  • ダブリン - Dublin
  • キルケニー - Kilkenny
  • ウェクスフォード - Wexford

アイスランド

最果てにある不毛の地という印象だが、どうやら入植時に連れてきた羊たちが草木を食べ尽くしてしまったため、現在のような植生になったらしい。今でもおひつじさまの国だメェ。

  • レイキャビク - Reykjavík
  • ヴィーク - Vík
  • エスキフィヨルズル - Eskifiordur
  • セイジズフィヨルズル - Seydisfiordur
  • アークレイリ - Akureyri
  • ボルガルーネス - Borgarnes

イタリア

観光客のいない場所にこそ、観光客の求めていたイタリアがある。ガイドブックを捨てて列車に乗ろう、本当のイタリアの旅はそこから始まる。

  • ミラノ - Milano
  • ヴェネツィア - Venezia
  • トリエステ - Trieste

フランス

パリでは意外と食事に難儀する。皆がメシマズと言う彼の国は、パブに入れば意外と食事にありつける。それに対して、皆が美食の国と称える此の国では、入りやすいのはありふれたファストフードのみ。そうして今日も食堂を見つけることができず、適当なパン屋で硬いバゲットを買うことになり、街の隅っこで齧りつくことになる。美食の国の味は、硬いバゲットとともに。

  • パリ - Paris
  • カレー - Calais

スペイン

自由なのか、怠惰なのか、少なくとも日本でやったらSNSで爆発炎上させられるようなマイペースなお店が多かった。それなのに、食事はどこで食べてもだいたい美味しいし、景色もいいのがなんか悔しい。

  • マドリード - Madrid
  • イルン - Irun
  • コルドバ - Córdoba
  • セビーリャ - Sevilla
  • ロンダ - Ronda
  • アルヘシラス - Algeciras
  • タリファ - Tarifa
  • セウタ - Ceuta

モロッコ

フェズの旧市街はガイドなしには歩いてはならない。それは、東洋人の旅人がどんな粗相をしても、ガイドが護衛料と引き換えに守ってくれるからだ。このありがたみは、ガイドと別れてから始めて実感することになる。

  • カサブランカ - Casablanca
  • タンジェ - Tangier
  • フェズ - Fes

旗はFlagpedia.net提供のものを使用しています。